ゴルフレッスンを深読みする 三觜喜一プロ(1)
一気に上手くなれる練習ドリル「カゴ練」を知ってますか?
最近その名前を耳にすることが多いのが三觜喜一プロ。
もっか人気急上昇中のコーチですが、そのメソッドを一言で表すなら「直線的に動く」ということになります。
ゴルフスイングを回転運動だと考える人は多いと思いますが、「それだと複雑になり過ぎる」というのが三觜プロの考えなのです。たとえばパターってまっすぐストロークするじゃないですか、極端な話、ああいうイメージでショットが打てればボールコントロールできるというのが三觜メソッド。
三觜プロはジュニアスクールを主宰していて、そこで学んだ生徒さんは辻梨恵プロを筆頭に将来のスター候補がゾロゾロいますが、彼らが必ずやらされるのが「カゴ練」です。
カゴ練の「カゴ」は練習場にあるボールを入れるカゴ。このカゴを持ってスイングの動きを行うのが「カゴ練」で、ポイントはカゴを飛球線に対してまっすぐ動かすことなんです。そうすると自然に体を縦に使おうとしますが、それこそがこのドリルの狙いです。横に回転するのではなく、縦に動く。これこそ三觜プロがイイタイコトなのです。
カゴ練はゴルフスイングにおける体の使い方を覚えるのに最適で、三觜プロは自分のお子さんで実験したそうですよ。お姉ちゃんには最初からボールを打たせ、下の男の子にはひたすらカゴ練をやらせたところ、3か月後に男の子はプロのようなスイングになったそうです。一方、お姉ちゃんは当てにいくことを覚えてしまったので、ボールを打てはするものの動きはいまひとつ…。三觜プロがこの結果をプロゴルファーが集まる講演会で発表したところ、プロたちはその結果に驚くと共に、「お姉ちゃんが可哀そうだ!」という声が多かったそうです。
というわけで、カゴさえゲットすればお金がかからずにうまくなれるカゴ練。やるかやらないかはあなた次第!
カゴをクラブだと想定し
実際にボールを打つように動きます。