フォト4コマゴルフレッスン 第8話
ゴルフレッスンコミック誌『哲先生のGOLFラボ〜感育のススメ〜』でもお馴染みの松本哲也プロが教えるつま先上がりの傾斜地での打ち方!!(構成:秋原渉)
傾斜地の打ち方② つま先上がり
第8話「傾斜地の打ち方② つま先上がり」 解説
練習場とコースの一番の違いが傾斜地の存在です。
練習場ではうまく打てるのにコースに行くとダメ−ーなんて人はこの傾斜地での打ち方ができていない場合が多いんです。コースに本当の意味でフラットな場所は存在しません。平坦に見えても必ずわずかな傾斜が存在します。それを足の裏で感じられるセンサー(=感性)を養うことがまずは大事。その感性は経験で磨かれます。ゴルフは経験がものを言うスポーツである理由のひとつもそこにあります。
さて、「つま先上がり」の傾斜地。
なんといってもダフリやすいのがこの傾斜地の特徴です。
その理由は身体と地面の距離が近いから。なのでダフリにくくする打ち方をする必要があります。
まずはクラブを短く持つこと。要は地面にクラブが届きにくくするわけです。どれくらい短く持つかはこれまた感性。経験を積みましょう。
二つ目はバックスウィングよりもフォロースルーを大きく取る意識で”振り抜く”こと。背中が飛球線後方を向くまでしっかりスウィングします。
フラットな地面でバックスウィングが浅くなるとトップしたりカット打ちになってしまいます。つま先上がりではその“なってしまう”を逆に利用するんです。
フォロースルーの方を大きく取るということは、言い換えればバックスウィングが浅くなるということ。ダフリやすいつま先上がりであえてそういったスウィングをすることで結果的にライと相殺され、クリーンに打つことができるんです。