第15話「パッティング①　正しいボール位置」 解説

パッティングの際の正しいボール位置を知っていますか？

「パットに形なし」と言われるように、打ちやすければ、そしてそれがいい結果をもたらしていれば問題ありませんが、もしそうじゃないならここでもう一度考え直してみてください。

よく言う「利き目の下にボールを置く」というのも一つのやり方ではありますが、他にストロークを基準にする置き方があります。

パッティングストロークは振り子運動。

振り子運動には当然最下点が存在し、それが身体の中心になります。

ここで多い間違いが最下点にボールを置くというもの。最下点にボールを置いてはヘッドはその前の段階で当たってしまいます。

もう一つの間違いが最下点はヘッドの「フェース面」と考えて、その先にボールを置くというもの。一見正解なような気がしますが、実はこれも間違い。 最下点にくるのはフェース面でなく、ヘッドの〝重心″なのです。

つまり、身体の中心にヘッドの重心がきて、それより先にフェース面があり、その先が正しいボールの位置になるのです。

その結果、パターの形状によってボールの位置が変わってくることになります。ピンタイプよりもマレットタイプのほうが重心は後ろにあるので、そのぶんボールは左足寄り（右打ちの場合）になります。

間違いに思い当たった方は、ぜひ一度試してみてください。