松本哲也プロ 「感育でパッティングマスター」 第16回

SPECIAL2018.04.06 更新写真&文:真鍋雅彦
感育でパッティングマスター 松本哲也プロ

松本哲也プロ初の著書!大好評発売中!!(日本文芸社)

『とことん上手くなる!
パッティング“家練”メソッド』

パッティングは、スコアに占める割合が高いにも関わらず、一般ゴルファーはその重要性をあまり意識せず、練習も消極的だ。その理由のひとつとして、「何を練習すればいいかわからない」ことがあるだろう。この本は、そんな疑問をスッキリと解消してくれる。
スッキリさせるポイントは「とことん考える」こと。
パッティングにおける、①アドレス(構え方)、②ストローク(打ち方)と距離感、③グリーンの読み方について、とことん考え最高の結果を出す―その方法を写真を交えてわかりやすく解説する。さらに、ラウンド当日のパッティング練習法も紹介。スタート前に出来る練習時間(5分、10分、15分、20分)に合わせ、それぞれの効果的な、グリーンで成果が出る練習方法を具体的に解説している。
スコアアップに直結し、パッティングが最高に楽しくなる!―そんな実戦的なパッティング本の登場である。

感育でパッティングマスター 第16回 「カップに入れるための理想的なタッチ」


もっともボールがカップに入りやすい強さ、いわゆる“理想的なタッチ(ベストタッチ)”というのはどれくらいの強さなのか?アマチュアゴルファーの中には、ギリギリで入る「ジャストタッチ」が最高の強さだと思っている人がいるようですが実はそうではありません

確かに最後のひと転がりで入ると何ともプロっぽく、カッコよく見えますが、“カップに入る確率”という点では決して理想的とはいえません。

本当のベストタッチというのは、カップを4つぐらいオーバーする強さです。カップ4つというと約40センチ。どんなラインでもカップの真上を通過し、40センチぐらい先で止まるのが理想的なタッチなのです。

ただし、この理想的なタッチも距離やラインにによって多少変わってきます。

たとえば15メートルのロングパットで、「カップ4つオーバー」を狙うのは至難の業。だから、長い距離に関しては、「何が何でもカップ4つオーバー」を狙う必要はありません。どれくらいの距離を長く感じるかはプレーヤーによって異なると思いますが、自分が長いと感じ、ワンパットでは無理と思ったら2パットでもOKという考えで距離を合わせていけばいいのです。そして、カップを中心に半径カップ8つ分ぐらいの円の中に入っていれば「良し」としていいでしょう。

また、下りラインの場合もジャストタッチで狙うというのが鉄則です。「上に残すより、下に付けたほうがいい」といって1m以上オーバーさせる人もいるようですが、これは大きな間違い。たとえ下りでも50cm以内ならば1m以上の上りよりもカップインの確率は高くなるということを頭に入れておきましょう。

カップ先40センチを狙おう
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