松本哲也プロ 「感育でパッティングマスター」 第18回
松本哲也プロ初の著書!大好評発売中!!(日本文芸社)
『とことん上手くなる!
パッティング“家練”メソッド』
パッティングは、スコアに占める割合が高いにも関わらず、一般ゴルファーはその重要性をあまり意識せず、練習も消極的だ。その理由のひとつとして、「何を練習すればいいかわからない」ことがあるだろう。この本は、そんな疑問をスッキリと解消してくれる。
スッキリさせるポイントは「とことん考える」こと。
パッティングにおける、①アドレス(構え方)、②ストローク(打ち方)と距離感、③グリーンの読み方について、とことん考え最高の結果を出す―その方法を写真を交えてわかりやすく解説する。さらに、ラウンド当日のパッティング練習法も紹介。スタート前に出来る練習時間(5分、10分、15分、20分)に合わせ、それぞれの効果的な、グリーンで成果が出る練習方法を具体的に解説している。
スコアアップに直結し、パッティングが最高に楽しくなる!―そんな実戦的なパッティング本の登場である。
感育でパッティングマスター 第18回 「ショルダーストロークをマスターするためのドリル」
アマチュアゴルファーの中には、「ショルダーストローク」というと、パッティングストロークの一種だと思っている人もいるようですが、実はこれ以外の打ち方はないといってもいいくらい。現にプロゴルファーで、ショルダーストローク以外の打ち方をしている人は全くといっていいほどいません。つまり、ショルダーストロークができなければ、パッティングは上達しないということになります。
正しいショルダーストロークのやり方は、前回お話したように、ヒジ先(前腕部)とパターのシャフトが一直線になるように構え、手首はもちろん、ヒジ、顔、下半身をできるだけ動かさないように打てばいいのです。ただ、手を使って打っていた人の中には、「肩がきちんと動いているのかどうかわからなくて不安」という人もいます。そういう人には、次のようなドリルを紹介しています。
イスに座って背筋を伸ばし、両ヒジを曲げ、写真①のようにパターを体の正面で、グリップエンドが上半身に着くくらい短く持ちます。そして、パターのグリップと両腕の前腕部の間隔が変わらないように(グリップエンドが常に体の正面にある状態をキープ)しながらストロークしてください(同②~③)。これができれば正しく肩が動いているということになります。
一方、写真④や⑤のようにグリップが、バックスイングでは左腕に、フォロースルーでは右腕に寄ってしまうのは、手首を使っている証拠。これでは正しいショルダーストロークになりません。
肩の筋肉をほぐす効果もあるこのドリル。練習の際はもちろん、ラウンド前にもぜひやっておいてください。