松本哲也プロ 「感育でパッティングマスター」 第19回
松本哲也プロ初の著書!大好評発売中!!(日本文芸社)
『とことん上手くなる!
パッティング“家練”メソッド』
パッティングは、スコアに占める割合が高いにも関わらず、一般ゴルファーはその重要性をあまり意識せず、練習も消極的だ。その理由のひとつとして、「何を練習すればいいかわからない」ことがあるだろう。この本は、そんな疑問をスッキリと解消してくれる。
スッキリさせるポイントは「とことん考える」こと。
パッティングにおける、①アドレス(構え方)、②ストローク(打ち方)と距離感、③グリーンの読み方について、とことん考え最高の結果を出す―その方法を写真を交えてわかりやすく解説する。さらに、ラウンド当日のパッティング練習法も紹介。スタート前に出来る練習時間(5分、10分、15分、20分)に合わせ、それぞれの効果的な、グリーンで成果が出る練習方法を具体的に解説している。
スコアアップに直結し、パッティングが最高に楽しくなる!―そんな実戦的なパッティング本の登場である。
感育でパッティングマスター 第19回 「素振りでフィニッシュを止めればミスが減る」
グリーン近くからのアプローチ。練習場では、10~30ヤードはほとんどミスなく打ち分けられるのに、何故かコースに出ると上手くいかず、寄らないだけでなく、トップやダフリのミスが出てしまうという人も多いのではないでしょうか?
特にアマチュアゴルファーでよく見られるのが、バックスイングで大きく振り上げて、インパクトでは急激に減速してしまうスイングや、逆にインパクトの時だけ強振してしまうスイング。このようなスイングをよくする人は、素振りを含めた打つまでの動作、いわゆるルーティーンを見直したほうがいいでしょう。
まず、ボールの後方から目標方向を見る。そこで球筋や距離感をイメージしながら落としどころを設定します。そうすれば自然と打ち方のイメージも湧いてきます。
打ち方と振り幅が決まったら、ボールの近くに行って素振りをします。この素振りは、いわば“予行演習”。今からするストロークと同じものでなければ意味がありません。「だいたいこんな感じ」というようないい加減な素振りは絶対にしないようにしてください。
それともうひとつ、素振りの際にぜひやってほしいのが、フィニッシュを止めることです。最低でも1~2秒は体の動きを止めて、イメージ通りの打ち方、振り幅になっているかどうかを確認してください。
これができれば、変な打ち方になったり、不安定な振り幅になることはなくなるはず。イメージ通りのスイングができる確率が大幅にアップします。
余談ですが、素振りでフィニッシュをピタッと止めると、「できる人」に見られるという利点もあります。カッコ良さを目指すというのも上達の秘訣ですよ。