松本哲也プロ 「感育でパッティングマスター」 第20回

SPECIAL2018.05.11 更新写真&文:真鍋雅彦
感育でパッティングマスター 松本哲也プロ

松本哲也プロ初の著書!大好評発売中!!(日本文芸社)

『とことん上手くなる!
パッティング“家練”メソッド』

パッティングは、スコアに占める割合が高いにも関わらず、一般ゴルファーはその重要性をあまり意識せず、練習も消極的だ。その理由のひとつとして、「何を練習すればいいかわからない」ことがあるだろう。この本は、そんな疑問をスッキリと解消してくれる。
スッキリさせるポイントは「とことん考える」こと。
パッティングにおける、①アドレス(構え方)、②ストローク(打ち方)と距離感、③グリーンの読み方について、とことん考え最高の結果を出す―その方法を写真を交えてわかりやすく解説する。さらに、ラウンド当日のパッティング練習法も紹介。スタート前に出来る練習時間(5分、10分、15分、20分)に合わせ、それぞれの効果的な、グリーンで成果が出る練習方法を具体的に解説している。
スコアアップに直結し、パッティングが最高に楽しくなる!―そんな実戦的なパッティング本の登場である。

感育でパッティングマスター 第20回 「素振りで芝の状態をチェック」


前回、アプローチショットの素振りがどれだけ大切かというお話をしました。また、素振りの際には、フィニッシュで1~2秒体の動きを止めて、イメージ通りの打ち方、振り幅になっているかどうかを確認することで、距離感、方向性の精度がアップするというアドバイスもしました。

実はもうひとつ、素振りの時にやっておかなければいけないことがあります。それは、芝の状態の確認です。

芝のチェック

皆さんもご存知の通り、見た目は同じようでも逆に生えていたり、その生え方が密だったりすると、思った以上の抵抗を受けるからです。

芝のチェックをするためには、できるだけボールの近くで素振りをするというのが鉄則です。ゴルファーの中には、ボールの後方からターゲットラインを確認しながら素振りをする人もいるようですが、これでは芝の確認ができないので、大事な作業をひとつ抜かしたことになってしまうのです。

さて、実際に素振りをする時ですが、1回目は芝の抵抗などを考えずに、いつも通りのイメージでクラブを振ります。その時、芝の抵抗がいつもよりも大きいと感じたら、スイングを少し変えて2回目の素振りをしてください。

ボールの近くで素振り

変更するポイントは2つあります。1つは、振り幅を1~2割程度大きめにすること。もう1つは、少しフェースを開くことです。フェースを開く理由は、芝の抵抗が強いとフェースに芝が絡まり、インパクト前にフェースが被り気味になるからです。

特にこれからの季節は、芝がすくすく育ち、抵抗がますます大きくなります。アプローチの精度を上げるためにも、芝の確認は絶対に怠らないようにしましょう。

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