松本哲也プロ 「感育でパッティングマスター」 第27回
松本哲也プロ初の著書!大好評発売中!!(日本文芸社)
『とことん上手くなる!
パッティング“家練”メソッド』
パッティングは、スコアに占める割合が高いにも関わらず、一般ゴルファーはその重要性をあまり意識せず、練習も消極的だ。その理由のひとつとして、「何を練習すればいいかわからない」ことがあるだろう。この本は、そんな疑問をスッキリと解消してくれる。
スッキリさせるポイントは「とことん考える」こと。
パッティングにおける、①アドレス(構え方)、②ストローク(打ち方)と距離感、③グリーンの読み方について、とことん考え最高の結果を出す―その方法を写真を交えてわかりやすく解説する。さらに、ラウンド当日のパッティング練習法も紹介。スタート前に出来る練習時間(5分、10分、15分、20分)に合わせ、それぞれの効果的な、グリーンで成果が出る練習方法を具体的に解説している。
スコアアップに直結し、パッティングが最高に楽しくなる!―そんな実戦的なパッティング本の登場である。
感育でパッティングマスター 第27回 「パッティングの時のボールの位置はパターの重心位置で決まる」
皆さんはパッティングの際、ボールの位置を気にしたことがありますか? 私が知る限り、ほとんどのアマチュアゴルファーがあまり気にしていないというか、適当にボールを置いているような気がします。
真ん中に置いたり、利き目の下に置いたり…。もっとも、そのようなことを書いてあるレッスン書も多いわけで、皆さんはそれを忠実に守っているだけなのかもしれません。
では、ボールはどこにセットするのが正しいのか? 実は、ボールの位置というのは、人によって変わってきます。もっと言えば、同じ人でも、手にするパターによって変わってきます。
その理由は、パターを構える時、体の軸線にパターの重心が来るように構えるという大原則があるからです。
軸線というのは、カカトとカカトを結んだ線の中心軸。ほぼ体の真ん中に来ると思っていいでしょう。そしてこの中心軸にパターの重心を置きます。ということは、ピンタイプのように、フェース面からバックフェースまでの厚みが薄いパターと、マレットタイプのように後方にボリュームがあるパターとでは、フェース面の位置に違いが出るのはわかりますよね。
そのフェース面の先にボールが来るようにセットする。それがあなたが手にしているパターの正しいボール位置なのです。
だから、真ん中にボールを置くというのはあり得ません。また、ピンタイプのパターなのに、左目の下にボールをセットするというのも大きな間違いなのです。
もし、どうしても左目の下に置きたいというのなら、その位置にフェース面がくるような、重心の深い大型ヘッドのパターを選ぶというのも、一つの方法です。