松本哲也プロ 「感育でパッティングマスター」 第33回

SPECIAL2018.08.10 更新写真&文:真鍋雅彦
感育でパッティングマスター 松本哲也プロ

松本哲也プロ初の著書!大好評発売中!!(日本文芸社)

『とことん上手くなる!
パッティング“家練”メソッド』

パッティングは、スコアに占める割合が高いにも関わらず、一般ゴルファーはその重要性をあまり意識せず、練習も消極的だ。その理由のひとつとして、「何を練習すればいいかわからない」ことがあるだろう。この本は、そんな疑問をスッキリと解消してくれる。
スッキリさせるポイントは「とことん考える」こと。
パッティングにおける、①アドレス(構え方)、②ストローク(打ち方)と距離感、③グリーンの読み方について、とことん考え最高の結果を出す―その方法を写真を交えてわかりやすく解説する。さらに、ラウンド当日のパッティング練習法も紹介。スタート前に出来る練習時間(5分、10分、15分、20分)に合わせ、それぞれの効果的な、グリーンで成果が出る練習方法を具体的に解説している。
スコアアップに直結し、パッティングが最高に楽しくなる!―そんな実戦的なパッティング本の登場である。

感育でパッティングマスター 第33回 「傾斜からのショットも感性が大事」


ベーシックなスイングをマスターしたからといって、ナイスショットが続くかというとそうでもありません。ゴルフ場にはやっかいな敵がいくつも潜んでいるからです。 傾斜もその一つです。

ゴルファーなら誰もがご存じのように、ゴルフ場に真っ平らなところはほとんどありません。ティーグラウンドでさえ、よく見れば微妙な傾きがあるものです。だから、自分のボールを確認したら、地面がどちらに傾いているかをまずチェックする必要があります。

しかし、アマチュアゴルファーの中には、この大事な作業を怠っている人がいます。もし、そういうことをやらずに、「ほぼ平ら…」と思って打っている人がいたとしたら、その人には感性がないと言わざるを得ないし、大幅なスコアアップも望めないでしょう。

さて、傾斜の種類が判明したら、その傾斜に合った打ち方をするわけですが、このときもできるだけ感性を働かせるようにしましょう。

たとえば、ツマ先上がりではクラブを短く握りますが、ボールの位置が平らなところよりも高くなっているので短く持つのは当たり前のこと。誰かに教えてもらわなくても自然とできるはずです。

自然と短く持っていますか?

もし、短く持つことを忘れていたとしたら、その段階でアウトです。また、ツマ先上がりの斜度に関わらず、短く持つ度合いがいつも同じというのも、「感性なし」の部類に入ります。「目の前にある傾斜ならば、どれくらい短く持てばいいのか?」。それを探りながら構えることで感性は磨かれていくものなのです。

次回から、傾斜別アプローチについてのレッスンを行いますが、感性を磨かなければアプローチも上達しないということを頭に入れておいてください。

感性を磨こう
一覧を見る