スイング中の左手首の動き

ビジネスマンのための「当て方」

SPECIAL2019.03.15 更新

スイング中の左手首の動き

左手首の重要な役割は縦コック

左手首に関しても右手首と一緒で、クラブのポジションを基準に考えるといいでしょう。
右手首の場合と異なるのは、縦方向や横方向といった複合運動という感じがあまりないということです。おそらく親指方向へのコッキングしか意識としてはないと思います。

クラブが8時のポジションまではアドレスの状態のままで、そこから徐々に縦にコッキングが入り、トップオブスイングを迎えます。

このときにウイークグリップの場合は左手の甲を張ったりしますが、スクェアからストロング系のグリップの場合は必要ないでしょう。

クラブが8時のポジションを過ぎてから縦にコッキングが入りトップオブポジションを迎えます。

トップでもフィニッシュでもクラブは左の親指に乗る

トップオブスイングからクラブを9時のポジションまで下ろして来て、そこからリリースが始まるのですが、左手首には緩やかな外旋運動が入ります。ドライバーの場合は親指がやや下がるような「サムダウン」という動作が入りますが、これがストッパーの作用を果たし、右手首のフルリリースが起こるわけです。

クラブが3時のポジションを過ぎると左手首には再び親指方向へのリストコックが入り、フィニッシュへと向かいます。フィニッシュではクラブが左の親指に乗っている状態になります。

トップオブスイングでもクラブが同じく左の親指に乗っている状態ですから、スイングの腰から上の範囲においては、クラブが左手の親指に乗っている時間が長いと言っていいと思います。

左手首の間違った動きとしては、リリースを早くするということになります。アーリーリリースの人がそういう動きになっています。クラブが腰から上にある時間では、左手がコックされた状態をキープするようにしてください。

左手のグリップはクラブヘッドを持ち上げやすいことが重要です。

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