ゴルフレッスンを深読みする 吉田一尊プロ (2)

コバカズ
SPECIAL2017.08.11 更新

振り遅れを防ぐには「てこの原理」でスイングしよう!

イマドキの大型ヘッドドライバーは振り遅れのミスがよく出ます。体の前でクラブヘッドが手元を追い越せばいうまく打てるのですが、ヘッドが大きいために、それがなかなかできないのです。

では振り遅れないためにはどうすればいいのでしょうか?

いろんな方法があるかと思いますが、吉田一尊プロのアドバイスは秀逸です。「てこの原理」を応用するのだそうです。

「普通は右手でヘッドを走らせようとしますが、右手を力点にしてしまうとクラブヘッドを動かすために大きな力が必要になります」(吉田プロ)

『飛ばしの最終定理』 15P

吉田プロによれば、右手でクラブを振ろうとするのはピンセットで小さなものをつまむようなものだそうです。
力点(右手)が支点(グリップエンドIよりも作用点(クラブヘッド)に近いと、力が弱まってしまうのがてこの原理。これではマズいですよね。

そこでどうするかというと、力点を左手にして右手を支点に使います。支点(右手)の両サイドに力点(左手)と作用点(クラブヘッド)が来ることで、小さな力で大きなものを動かせるようになるのです。
具体的には左手でクラブヘッドを動かします。右手でクラブをターゲット方向に押し込むのではなく、左手をターゲット方向と逆に動かすことでヘッドを走らせるイメージです。

ゴルフスイングにおける「てこの原理」を理解し使いこなせるようになれば、あなたも飛ばし屋の仲間入り!かもしれません。

右手を支点として使えるかどうかが鍵です

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