偉人ゴルフ格言 第1回「トーマス・エジソン」

SPECIAL2017.11.10 更新漫画:赤塚 光、文:秋原 渉

第1回 「トーマス・エジソン」

もしも歴史上の偉人たちが“名ゴルファー”だったなら…

言わずと知れたアメリカの発明王にして起業家、トーマス・エジソン。
 朝から晩まで研究室にこもりきって実験を繰り返し、数え切れないほどの失敗を積み重ねながらも偉大な発明を成し遂げた不屈の科学者の言葉として有名ですが、実は違います。

ゴルフというゲームに夢中だったエジソン。

ある日、実験の合間を縫ってフォードという名の友人とラウンドに出かけました。
 フォードはショットのレベルも飛距離もエジソンよりずっと上。それもそのはず、エジソンは練習などほとんどせずに研究室にこもりっきりの毎日。

それでも気付くとフォードはエジソンに大きくスコアを空けられていました。
フォードは首を傾げてエジソンに尋ねました。

君のショットは正直大したこともないのにどうしてそんなスコアが出せるんだ?

エジソン、ことも無げに答えました。

考えながらプレーしているからさ

フォードはすぐに言い返しました。

僕だって考えているよ

エジソン、首を振ります。

次のホールでわかる

さて、470ヤードのロングホールに来た二人。見事なティショットでフォードのボールは残り230ヤード地点に。
フォード、スプーンでの第二打は再びナイスショット。残り30ヤードにこぎ着けました。ところが次のアプローチショットは大きくダフり、グリーンオンならず。
一方のエジソンは残り110ヤードからウェッジで見事グリーンオン。

エジソン、悔しがるフォードに尋ねました。

セカンドショットでなぜスプーンを持ったんだ?

なぜって、できるだけ近くに運ぶためさ

そうじゃない。刻む時は自分の一番得意な距離を残すんだ

230ヤードの距離を刻むのに200ヤード打って30ヤード残すのも、130ヤード打って100ヤード残すのも同じこと。それなら最後のショットで自分の得意な距離が残るようにその前のショットを打つのが”戦略”というものだとエジソンは説きました。

ゴルフは20%の技術と80%の戦略で行うゲームなんだ

エジソンの言葉にフォードはたいそう感銘を受けたようです。

ちなみにフォードという名のこの男。本名はヘンリー・フォードといって、あの「フォード・モーター」の創業者です。
かの大自動車メーカーの誕生の裏にこの日のラウンドの教訓があったかは誰知らず。
なにはともあれ、みなさんも練習する時間がないと嘆く前にもっとコースマネジメントについて考えてみては?

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