松本哲也プロ 「感育でパッティングマスター」 第6回

SPECIAL2018.01.19 更新写真&文:真鍋雅彦
感育でパッティングマスター 松本哲也プロ

松本哲也プロ初の著書!2018年3月20日発売(予定)!!(日本文芸社)

『とことん上手くなる!
パッティング“家練”メソッド』

パッティングは、スコアに占める割合が高いにも関わらず、一般ゴルファーはその重要性をあまり意識せず、練習も消極的だ。その理由のひとつとして、「何を練習すればいいかわからない」ことがあるだろう。この本は、そんな疑問をスッキリと解消してくれる。
スッキリさせるポイントは「とことん考える」こと。
パッティングにおける、①アドレス(構え方)、②ストローク(打ち方)と距離感、③グリーンの読み方について、とことん考え最高の結果を出す―その方法を写真を交えてわかりやすく解説する。さらに、ラウンド当日のパッティング練習法も紹介。スタート前に出来る練習時間(5分、10分、15分、20分)に合わせ、それぞれの効果的な、グリーンで成果が出る練習方法を具体的に解説している。
スコアアップに直結し、パッティングが最高に楽しくなる!―そんな実戦的なパッティング本の登場である。

感育でパッティングマスター 第6回 「ボールを置く位置」


パッティングにおいては、正しいグリップ、正しいポスチャー、そして“緩やかな”イントゥインの軌道とともにもうひとつ重要な要素があります。それは、ボールを置く位置です。

ボールを置く位置は前後左右で考える必要がありますが、まず左右の確認をしておきましょう。

左右に関しては、「真ん中に置く」、「利き目の下に置く」などいろいろな考えがあるようですが、私が出した正解は、「左目の下」です。

その理由は、パターヘッドの芯にボールを当てるためには、振り子運動の最下点でボールをとらえる必要があるからです。

「最下点でとらえるなら、真ん中に置いたほうがいいのでは?」という人がいるかもしれませんが、その考えは間違っています。何故なら、パターヘッドの重心はパターのフェース面より右側にあるので、本当の意味での最下点は、スタンスの真ん中を少し過ぎたあたりになるからです。だから、真ん中よりも少し左、左目の下に置くべきだというのが私の考えです。

左右の位置が決まったら、次はボールとの最適な距離を次の方法で探っていきます。

写真のようにボールポジションの上下に、パターヘッドが通るだけのスペースを空けてボールを置き、連続素振りをしてください。連続素振りは、ボールの高さで、また、大きめのストロークでやるのがポイントです。

写真①
写真②
写真③

この連続素振りをすると、どちらか一方のボールにヘッドが当たるというように、その人の傾向がハッキリします。手前のボールに当たる場合は、ボールとの距離が遠すぎる証拠。逆に、向こう側のボールに当たる場合は、立ち位置が近すぎるということになります。

皆さんもこの方法で、ボールの最適な距離を見つけてください。

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