松本哲也プロ 「感育でパッティングマスター」 第7回

SPECIAL2018.01.26 更新写真&文:真鍋雅彦
感育でパッティングマスター 松本哲也プロ

松本哲也プロ初の著書!2018年3月20日発売(予定)!!(日本文芸社)

『とことん上手くなる!
パッティング“家練”メソッド』

パッティングは、スコアに占める割合が高いにも関わらず、一般ゴルファーはその重要性をあまり意識せず、練習も消極的だ。その理由のひとつとして、「何を練習すればいいかわからない」ことがあるだろう。この本は、そんな疑問をスッキリと解消してくれる。
スッキリさせるポイントは「とことん考える」こと。
パッティングにおける、①アドレス(構え方)、②ストローク(打ち方)と距離感、③グリーンの読み方について、とことん考え最高の結果を出す―その方法を写真を交えてわかりやすく解説する。さらに、ラウンド当日のパッティング練習法も紹介。スタート前に出来る練習時間(5分、10分、15分、20分)に合わせ、それぞれの効果的な、グリーンで成果が出る練習方法を具体的に解説している。
スコアアップに直結し、パッティングが最高に楽しくなる!―そんな実戦的なパッティング本の登場である。

感育でパッティングマスター 第7回 「ボールとの距離を」


前回、パッティングにおけるボールを置く位置について説明しましたが、覚えていますか?

パターの芯でボールをとらえるためには、真ん中ではなく、左目の下に置くこと。また、ボールポジションの上下に、パターヘッドが通るだけのスペースを空けてボールを置き、連続素振りをして自分にとって最適な距離を見つけることが大切だというお話をしました。

さて、ここからが練習です。最適なボール位置が分かっても、毎回、その位置にボールを置けなければ何の意味もないからです。

ここで登場するのが、私が考案した写真の“アドレスチェッカー”です。大げさな名前を付けていますが、100均などでも売っているワイヤーネットの四隅にボールを取り付けただけのシロモノ。しかしこれが、大きな威力を発揮します。
使い方は簡単。両足のツマ先に合わせてこのアドレスチェッカーを置き、自分のベストポジションがどの升目に当たるかを確認するだけです。

たとえば私の場合は、4升目になりますが、これが私の“ボールとの最適な距離”で、パターヘッドが安定して動く場所になります。

あとは常にその距離をキープすることが重要なポイントになってきます。しかもそれを正確に、素早くやる必要があります。何故なら、時間がかかればかかるほど感性が失われていくからです。

写真①
写真②
写真③

正確に、素早くベストポジションにボールを置くためには、練習を積むしかありません。しかしすでにおわかりのように、これは家で、しかも手軽にできる練習です。

何度も言いますが、“正しく構える”ことは、どんな人でも練習をすればできるようになります。そしてこのことが、感性を磨くための第一歩になります。それを身につけるためにも、“家練”に励みましょう。

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