松本哲也プロ 「感育でパッティングマスター」 第31回

SPECIAL2018.07.27 更新写真&文:真鍋雅彦
感育でパッティングマスター 松本哲也プロ

松本哲也プロ初の著書!大好評発売中!!(日本文芸社)

『とことん上手くなる!
パッティング“家練”メソッド』

パッティングは、スコアに占める割合が高いにも関わらず、一般ゴルファーはその重要性をあまり意識せず、練習も消極的だ。その理由のひとつとして、「何を練習すればいいかわからない」ことがあるだろう。この本は、そんな疑問をスッキリと解消してくれる。
スッキリさせるポイントは「とことん考える」こと。
パッティングにおける、①アドレス(構え方)、②ストローク(打ち方)と距離感、③グリーンの読み方について、とことん考え最高の結果を出す―その方法を写真を交えてわかりやすく解説する。さらに、ラウンド当日のパッティング練習法も紹介。スタート前に出来る練習時間(5分、10分、15分、20分)に合わせ、それぞれの効果的な、グリーンで成果が出る練習方法を具体的に解説している。
スコアアップに直結し、パッティングが最高に楽しくなる!―そんな実戦的なパッティング本の登場である。

感育でパッティングマスター 第31回 「フルショットにも通じる最小ストロークのスイング」


いよいよ最小ストロークのドリルに入ります。

まず、写真①のように、クラブを40cm程度振り上げても当たらないところにキャディバッグを置きます。これで準備完了。

写真①

構えは前回お話ししたように、「スタンスは適度な広さ」、「右足は正面に向け、左足は少し開く」、「体重配分は5対5」、「ボールは軸線(両足カカトを結んだ線の真ん中)よりボール1個分左」、「手元は真ん中より少し左(若干のハンドファースト)」でセットします。

そして、後方に置いたキャディバッグにクラブが当たらないように意識しながら、ボディーターンを使ってバックスイング。トップ~ダウンスイング~インパクト~フォロースルーも、体をしっかり回し、ウエイトシフトをしながらスイングします(同②③)。

写真②
写真③

しっかり体を回すというのは、フォロースルーで胸もお腹も目標方向に向けること。さらに付け加えれば、体だけ回すのではなく、インパクト後、右足のカカトがめくれるくらい下半身を使い、顔も完全に目標方向を向くくらい左に回します

実際に、振り幅70~80cmという小さいストロークで打ってみるとわかると思いますが、いつものように「きちんとミートする」ということは全く考えなくても、ボールは普段よりも正確にヘッドの芯に当たってくれます。「腕でスイングするな、体を使って打て」というのはまさにこのことなのです。

皆さんも、すべてのショットに通じる最小ストロークで、スイングの基本をマスターしてください。アプローチがうまくなるのはもちろん、ミート率が確実アップし、飛距離も驚くほど伸びるはずです。

一覧を見る