松本哲也プロ 「新企画! 感育でパッティングマスター」プロローグ

SPECIAL2017.12.08 更新写真&文:真鍋雅彦
感育でパッティングマスター 松本哲也プロ

松本哲也プロ初の著書!2018年3月20日発売(予定)!!(日本文芸社)

『とことん上手くなる!
パッティング“家練”メソッド』

パッティングは、スコアに占める割合が高いにも関わらず、一般ゴルファーはその重要性をあまり意識せず、練習も消極的だ。その理由のひとつとして、「何を練習すればいいかわからない」ことがあるだろう。この本は、そんな疑問をスッキリと解消してくれる。
スッキリさせるポイントは「とことん考える」こと。
パッティングにおける、①アドレス(構え方)、②ストローク(打ち方)と距離感、③グリーンの読み方について、とことん考え最高の結果を出す―その方法を写真を交えてわかりやすく解説する。さらに、ラウンド当日のパッティング練習法も紹介。スタート前に出来る練習時間(5分、10分、15分、20分)に合わせ、それぞれの効果的な、グリーンで成果が出る練習方法を具体的に解説している。
スコアアップに直結し、パッティングが最高に楽しくなる!―そんな実戦的なパッティング本の登場である。

松本哲也プロ 「新企画! 感育でパッティングマスター」


 ゴルフが上手くなるためには、単に技術を高めるだけでなく、感性を磨くことも必要です。しかし、アマチュアゴルファーのほとんどは、“技術の習得”に多くの時間を費やしています。皆さんもそうではないですか?

 もちろん、技術の習得に時間をかけることは悪いことではないのですが、そればかりをやっているとだんだん煮詰まってきます。たとえば、スライスに悩んでいる人が、それを克服するために多くの時間を費やしたとします。しかし、アマチュアゴルファーの練習量で、また、指導者がいない状況でスライスを克服しようとしても、なかなか直るものではありません。
そうこうしているうちにゴルフは難しいものだと思い始め、本来好きでやっているものなのに苦しさを覚え、ストレス解消のつもりだったのが逆にストレスをため込むといったことになりかねないのです。

そんな状況に陥らないためにも、感性を育む、いわゆる“感育”のための時間を設けることが必要です。何故なら、感性を育む時間というのは、技術を高める練習ほどストイックではなく、遊びの部分が多いからです。

 また、感性を育むことで、距離感も養われるので、皆さんのスコアは確実に縮まります。

 ご存知のように、距離感というのは距離をコントロールしなければいけないパッティング、アプローチ、バンカーで必要になってくるわけですが、全体のスコアの中の60~70%をこの3つが占めます。つまり、距離感が手に入れば、ショートゲームのスコアが格段にアップするということになるのです。

 ではどうやって感性を育めばいいか。そのためのレッスンを次回からスタートします。まずは、感育に最も適したパッティングから。感性が育まれると同時に、パッティングの腕前も驚くほどアップしますので、お楽しみに。

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