トップアスリートのクラチャンチャレンジ 「元プロ野球選手・斉藤和巳さん 5打目」

SPECIAL2017.12.06 更新

ゴルフレッスンコミック11月1日発売号より、元プロ野球選手・斉藤和巳さんのレッスン連載がスタート。こちらでは、そのレッスンの様子の一部をご紹介します!

入射角を緩やかにするドリル

<前回からの続き>

「次のドリルはこれを使います」と、ゴルフボールがたくさん入った籠を持ちあげてフラフラと歩く関プロ。そのこころは?

「斉藤さんはスウィングタイプがアイアン型で、クラブの入射角が鋭角に入ってくるタイプのプレーヤーです。反対に、入射角が緩やかなタイプのプレーヤーはウッド型と言われます。できれば、ドライバーの時はもう少し緩やかな軌道を保ってほしいので、今度は打点を確保する練習をします」(関プロ)

ドライバーショットでは、クラブの上がり際でボールを打つアッパーブローのスウィングが基本となります。関プロによると、斉藤さんが目指しているドローはアッパーブローの軌道を使わないと打ちづらいとのこと。頭のポジションが前の方に偏るとその動きがしづらいので、頭を残して正面で打って振り抜く必要があるそうです。

そのためには、「クラブを放り投げるイメージを持つ」という方法と、「ボールポジションを真ん中にイメージして打つ」という方法があるそうですが、斉藤さんのような上級者であれば前者のほうが適しているようです。

「今の斉藤さんは、ボールが飛ぶ方向ではなく、地面に置いてあるボールのほうに力が向いている感じ。だから頭が左側に行ってしまいます。ボールが飛ぶほうに向かってクラブを投げるイメージができると自然と頭が後ろに残るので、力が目標方向に逃げていって入射角が緩やかになるんです」(関プロ)

というわけで、まずはボールの入った重たい籠を右から左へ揺らし、放り投げるイメージを掴むドリルを実践。斉藤さんも、「モノを投げるイメージはわかりやすいですね。左方向に打っているわけですから、そちらに力を向けるためにこういう動きをしないといけない理屈はよくわかります」と納得の様子です。

<次回に続く>・・・

左手一本で行うアイアンのドリル

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