松本哲也プロ 「感育でパッティングマスター」 第5回

SPECIAL2018.01.12 更新写真&文:真鍋雅彦
感育でパッティングマスター 松本哲也プロ

松本哲也プロ初の著書!2018年3月20日発売(予定)!!(日本文芸社)

『とことん上手くなる!
パッティング“家練”メソッド』

パッティングは、スコアに占める割合が高いにも関わらず、一般ゴルファーはその重要性をあまり意識せず、練習も消極的だ。その理由のひとつとして、「何を練習すればいいかわからない」ことがあるだろう。この本は、そんな疑問をスッキリと解消してくれる。
スッキリさせるポイントは「とことん考える」こと。
パッティングにおける、①アドレス(構え方)、②ストローク(打ち方)と距離感、③グリーンの読み方について、とことん考え最高の結果を出す―その方法を写真を交えてわかりやすく解説する。さらに、ラウンド当日のパッティング練習法も紹介。スタート前に出来る練習時間(5分、10分、15分、20分)に合わせ、それぞれの効果的な、グリーンで成果が出る練習方法を具体的に解説している。
スコアアップに直結し、パッティングが最高に楽しくなる!―そんな実戦的なパッティング本の登場である。

感育でパッティングマスター 第5回 「パッティングの軌道」


パッティングの際のヘッドの軌道については、「真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出す」という人と、「イントゥインでストロークしている」という人に分かれるようですが、皆さんはどちら派ですか?

実はこれにも正解があります。正しいのは、イントゥインです。

ただし、大きなイントゥインではありません。テークバック、フォロースルーとも、真っ直ぐより少しインサイドに入る程度。このように“わずかな湾曲”というのが大変重要になってきます。

写真①
写真②

また、このイントゥインは、パターを振っていれば勝手になるというものではなく、意識してやらなければいけません。さらに付け加えれば、その軌道を、自分の目で確認する必要があります

たとえば皆さんは、ショットの練習をする時、「バックスイングで手をこねてインサイドに入り過ぎているよ」と言われたら、バックスイングの上げ方を自分の目で確認しながら正しいところにあげようとするでしょう?それと同じ作業が必要なのです。

だから、素振りは、必ず真っ直ぐの線のあるところですることが大切です。パターマットのように真っ直ぐの線がないところでも真っすぐの線を探す。たとえばコースのパッティンググリーンなら、芝を刈った後のストライプの線を利用すればいいでしょう。また、カラーとの境目で直線になっているところを探してやるというのもひとつの手です。

私は、緩やかな湾曲を確認するために、写真のような練習器具を作りましたが、皆さんももしできるなら、同じようなガイドラインを作って練習してみてはいかがでしょうか? 効果てきめんですよ

練習器具写真①
練習器具写真②
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