松本哲也プロ 「感育でパッティングマスター」 第8回

SPECIAL2018.02.02 更新写真&文:真鍋雅彦
感育でパッティングマスター 松本哲也プロ

松本哲也プロ初の著書!2018年3月20日発売(予定)!!(日本文芸社)

『とことん上手くなる!
パッティング“家練”メソッド』

パッティングは、スコアに占める割合が高いにも関わらず、一般ゴルファーはその重要性をあまり意識せず、練習も消極的だ。その理由のひとつとして、「何を練習すればいいかわからない」ことがあるだろう。この本は、そんな疑問をスッキリと解消してくれる。
スッキリさせるポイントは「とことん考える」こと。
パッティングにおける、①アドレス(構え方)、②ストローク(打ち方)と距離感、③グリーンの読み方について、とことん考え最高の結果を出す―その方法を写真を交えてわかりやすく解説する。さらに、ラウンド当日のパッティング練習法も紹介。スタート前に出来る練習時間(5分、10分、15分、20分)に合わせ、それぞれの効果的な、グリーンで成果が出る練習方法を具体的に解説している。
スコアアップに直結し、パッティングが最高に楽しくなる!―そんな実戦的なパッティング本の登場である。

感育でパッティングマスター 第8回 「同じ強さでボールを転がすための4つの条件」


連載の最初にお話したように、距離感を育むためには、自分の狙い通りに転がったかどうかを実証するための、“転がしたいところに転がせる技術”が必要です。そこでこれまで、グリップにはじまり、ポスチャー(アドレスの姿勢)、ストローク、軌道、ボールの位置、ボールとの距離について話をしてきたわけですが、覚えていますか?

簡単におさらいすると、ボールを左目の下に置き、ボールとの距離を常に一定に保ち、パームグリップで握り、両ヒジはしっかり曲げ、両足ツマ先は真っ直ぐ向け、ストローク中、頭と手首は動かさず、できるだけヒジと下半身の動きも押さえ、イントゥインの軌道でボールを打つことが大事だというお話をしました。

さて、この基本的なパッティングとは別に、2つのボールを同じ距離だけ転がそうと思ったら、次の4つの条件を満たす必要があります。

その1は、芯で打つこと。芯で打つことの大切さは、皆さんもわかりますよね。

その2は、ストローク中、握力を変えないこと。ゴルファーの中には、インパクトでパンチが入ったり、下りのラインでインパクトが緩んだりする人がいますが、このようなことをやっていては2つのボールを同じ強さで打つことは出来ません。握りの強い弱いは関係ありません。構えてから打ち終わるまで握る力を変えないようにすることが大切です。

その3は、振り幅。これについても説明は必要ないでしょう。

そしてその4がテンポです。いつも同じテンポでストロークが出来るかどうか? このテンポについてはとても重要なので、次回じっくり説明します。

写真①
写真②
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