松本哲也プロ 「感育でパッティングマスター」 第13回

SPECIAL2018.03.09 更新写真&文:真鍋雅彦
感育でパッティングマスター 松本哲也プロ

松本哲也プロ初の著書!2018年3月20日発売(予定)!!(日本文芸社)

『とことん上手くなる!
パッティング“家練”メソッド』

パッティングは、スコアに占める割合が高いにも関わらず、一般ゴルファーはその重要性をあまり意識せず、練習も消極的だ。その理由のひとつとして、「何を練習すればいいかわからない」ことがあるだろう。この本は、そんな疑問をスッキリと解消してくれる。
スッキリさせるポイントは「とことん考える」こと。
パッティングにおける、①アドレス(構え方)、②ストローク(打ち方)と距離感、③グリーンの読み方について、とことん考え最高の結果を出す―その方法を写真を交えてわかりやすく解説する。さらに、ラウンド当日のパッティング練習法も紹介。スタート前に出来る練習時間(5分、10分、15分、20分)に合わせ、それぞれの効果的な、グリーンで成果が出る練習方法を具体的に解説している。
スコアアップに直結し、パッティングが最高に楽しくなる!―そんな実戦的なパッティング本の登場である。

感育でパッティングマスター 第13回 「グリーンに興味を持つ」


前回、ラインは横から見たほうがいいというお話をしました。

おさらいすると、ボールとカップを結んだ線の中間地点から伸びる架空の垂線の延長線上で、ボールとカップ間の距離の半分以上離れた距離(ボールとカップの距離が10mだったら5m以上離れたところ)から見ると傾斜が良く分かるということをお伝えしました。

今回はその補足です。これも前回お話したことですが、同じ横から見る場合でも、低いほうから見たほうが傾斜の度合いが明確になります

では、この高いか、低いかをどこで判断するか?
これはグリーンに上がる前にやっておきましょう。

パッティングの上手い人ほど、グリーンのことを早く知りたがります。極端な話、グリーンが見えてきた時点で、どこが高くてどこが低いか、カップはどこに切ってあるかなどの情報を集め始めます。そしてこのような情報収集が自然とできるようになるというのも、感性を育むためには重要なポイント。パッティングが上手くなるためには、グリーンに興味を持つことが大事なのです。

さて、ゴルフを理解している人ならピンと来たと思うのですが、ボールとカップを結んだ線のどちら側が低いかを判断した時点で、すでにスライスラインかフックラインかはわかったということになります。

低い側が分かったら、さりげなくそちら側に回り込み、できるだけ遠い位置からその傾斜の度合いを読む。そのあと、ボールの位置に戻ってマークをしながら、横で読んだ情報を縦位置で確認すればいいのです。

このように動けば、ラインがハッキリわかるし、時間もそれほどかからないので、同伴競技者の迷惑にもならないはずです。

写真①
写真②
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