偉人ゴルフ格言 第4回「ナポレオン・ボナパルト」

SPECIAL2017.12.15 更新漫画:赤塚 光、文:秋原 渉

第4回 「ナポレオン・ボナパルト」

もしも歴史上の偉人たちが“名ゴルファー”だったなら…

歴史上最高の英雄の一人、ナポレオン・ボナパルト。

軍人にしてフランス帝国皇帝にまでのし上がった稀代の名将がその勇猛果敢な性格から日常よく口にした言葉として有名ですが、実は違います。

戦と同じくらいゴルフの達人だったナポレオン。

遠征の先々でゴルフをするのをなによりも楽しみにしていました。

ある時イタリアへの遠征の途中、ナポレオン一行は良さそうなコースを見つけました。

ひとつラウンドしていくか

これから戦争をしに行くというときにさすがの豪胆さ。

ナポレオンと部下たちはさっそく剣をクラブに持ち替えるとプレーをはじめました。

最終ホール、一人の部下が入れればベストスコア達成というパーパットの局面。
ナポレオンが言いました。

カップの先を狙え

しかし部下の打ったボールはカップに届かずショート、パーを逃しました。
ナポレオンは部下の弱気なパットに激しく腹を立てて叱責、こう教えました。

届かなければ、入ることはないのだ

勝負のかかった大事なパットでは緊張や結果を気にするあまり萎縮して弱く打ってしまいがち。しかし届かないパットが入る可能性は当然ゼロ。

カップをオーバーするくらい強く打つのは勇気を要するが、得てして大事なパットが入るときというのは『強く打ちすぎた』と思うくらい打ったときだ。臆病なパットにチャンスはない

ナポレオンの教訓をこめた言葉に勇気を持つことの大切さを知った兵士たち。そのかいあってかナポレオン率いるフランス軍は数々の戦に勝利、ヨーロッパ1の大国となったのです。

みなさんも大事なパットほどカップをオーバーさせるくらい強い気持ちで打つことを忘れないでください。

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