松本哲也プロ 「感育でパッティングマスター」 第3回

SPECIAL2017.12.29 更新写真&文:真鍋雅彦
感育でパッティングマスター 松本哲也プロ

松本哲也プロ初の著書!2018年3月20日発売(予定)!!(日本文芸社)

『とことん上手くなる!
パッティング“家練”メソッド』

パッティングは、スコアに占める割合が高いにも関わらず、一般ゴルファーはその重要性をあまり意識せず、練習も消極的だ。その理由のひとつとして、「何を練習すればいいかわからない」ことがあるだろう。この本は、そんな疑問をスッキリと解消してくれる。
スッキリさせるポイントは「とことん考える」こと。
パッティングにおける、①アドレス(構え方)、②ストローク(打ち方)と距離感、③グリーンの読み方について、とことん考え最高の結果を出す―その方法を写真を交えてわかりやすく解説する。さらに、ラウンド当日のパッティング練習法も紹介。スタート前に出来る練習時間(5分、10分、15分、20分)に合わせ、それぞれの効果的な、グリーンで成果が出る練習方法を具体的に解説している。
スコアアップに直結し、パッティングが最高に楽しくなる!―そんな実戦的なパッティング本の登場である。

感育でパッティングマスター 第3回 「パッティングはポスチャーで決まる」


パッティングでは狙ったところにボールを転がすことが大事です。当たり前のことですが、アマチュアゴルファーの中には、これができていない人が結構います。

何故それができないのか?
多くの場合、正しい構えをしていないことに原因があります。

ほとんどのゴルファーが、パッティングにおいて最も大事なのはストロークだと考えているようですが、実はストロークよりも大事なものがあります。それは、構えた時の姿勢、いわゆるポスチャーです。構え方が良ければ、打ち方は勝手に良くなるといってもいいくらい、パッティングはポスチャー次第なのです。

さて、そのポスチャーで強く意識してほしい箇所が2つあります。1つは両ヒジ、そしてもう1つは両足のツマ先です。

まず両ヒジですが、ヒジはしっかりと曲げます。人間というのは、ヒジを伸ばしたままだと字が上手く書けないことからもわかるように、ヒジが曲がった状態でないと細かい作業はできません。だから、微妙なコントロールが必要なパッティングも、両ヒジが十分に曲がっていることが重要になってくるというわけです。

そして、十分に両ヒジを曲げるために、前傾を深くすることも大事です。アマチュアの中には、33~34インチのパターを地面に届かせるために両ヒザを深く曲げる人がいますが、両ヒザを曲げ過ぎると両ヒジの曲がりが浅くなります。両ヒジを深く曲げるためにも、両ヒザは軽く曲げる程度にしておき、前傾姿勢を深くすることによってパターを地面に届かせてください。

もう1つのツマ先に関しては、両足とも開かないことが大切です。

ショットの時、特にアプローチの時は、ほとんどの人が左足のツマ先を開いて構えますが、パッティングの場合は下半身を使いません。だから、下半身を動きにくくするために、両足ツマ先を正面に向けて構えることが大切になってくるのです。

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