松本哲也プロ 「感育でパッティングマスター」 第9回

SPECIAL2018.02.09 更新写真&文:真鍋雅彦
感育でパッティングマスター 松本哲也プロ

松本哲也プロ初の著書!2018年3月20日発売(予定)!!(日本文芸社)

『とことん上手くなる!
パッティング“家練”メソッド』

パッティングは、スコアに占める割合が高いにも関わらず、一般ゴルファーはその重要性をあまり意識せず、練習も消極的だ。その理由のひとつとして、「何を練習すればいいかわからない」ことがあるだろう。この本は、そんな疑問をスッキリと解消してくれる。
スッキリさせるポイントは「とことん考える」こと。
パッティングにおける、①アドレス(構え方)、②ストローク(打ち方)と距離感、③グリーンの読み方について、とことん考え最高の結果を出す―その方法を写真を交えてわかりやすく解説する。さらに、ラウンド当日のパッティング練習法も紹介。スタート前に出来る練習時間(5分、10分、15分、20分)に合わせ、それぞれの効果的な、グリーンで成果が出る練習方法を具体的に解説している。
スコアアップに直結し、パッティングが最高に楽しくなる!―そんな実戦的なパッティング本の登場である。

感育でパッティングマスター 第9回 「常にテンポで打つことが大事」


2つのボールを同じ距離だけ転がすためには、「芯で打つこと」、「ストローク中、握力を変えないこと」、「同じ振り幅で振ること」に加え、「同じテンポで振ること」が重要になってきます。
このテンポについて詳しく説明しましょう。

パッティングのリズムは3拍子で「ソール(ボールの前にヘッドをセット)」、で「バックスイング」、で「インパクト」の動きをします。テンポというのは、この3拍子を刻む時の速さのことですが、この速度が打つたびに速くなったり遅くなったりしてはいけません

さらに付け加えれば、振り幅が大きくなろうが小さくなろうが、常にテンポは同じでなければいけないのです。つまり、1mのパットでも10mのパットでも、「ソール→バックスイング→インパクト」にかかる時間は同じということになります。

このテンポを身に付けるためにやってほしいのが、メトロノームを使った練習です。メトロノームを65ビートにセット。その音に合わせて、「ソール→バックスイング→インパクト」と動き、そのテンポを体に刻み込む。この練習なくして、パッティングの上達は望めないと言っても過言ではないくらい重要な練習です。

ちなみに65ビートというのは私が推奨するテンポです。人によって速い、遅いの好みがありますが、プロゴルファーのテンポを計測すると、極端に速い、遅いというのはなく、平均すると65ビート。だからこのテンポをお勧めしています。

写真①[65ビート]

また、メトロノームは、スマホの無料アプリを使用するのがいいでしょう。イヤホンを使えば外でも練習できます。

他のことをしている時でも頭に65ビートが刻まれるくらいしっかり練習をしてください。

写真②
写真③
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