松本哲也プロ 「感育でパッティングマスター」 第14回
松本哲也プロ初の著書!2018年3月20日発売(予定)!!(日本文芸社)
『とことん上手くなる!
パッティング“家練”メソッド』
パッティングは、スコアに占める割合が高いにも関わらず、一般ゴルファーはその重要性をあまり意識せず、練習も消極的だ。その理由のひとつとして、「何を練習すればいいかわからない」ことがあるだろう。この本は、そんな疑問をスッキリと解消してくれる。
スッキリさせるポイントは「とことん考える」こと。
パッティングにおける、①アドレス(構え方)、②ストローク(打ち方)と距離感、③グリーンの読み方について、とことん考え最高の結果を出す―その方法を写真を交えてわかりやすく解説する。さらに、ラウンド当日のパッティング練習法も紹介。スタート前に出来る練習時間(5分、10分、15分、20分)に合わせ、それぞれの効果的な、グリーンで成果が出る練習方法を具体的に解説している。
スコアアップに直結し、パッティングが最高に楽しくなる!―そんな実戦的なパッティング本の登場である。
感育でパッティングマスター 第14回 「ラインの読み方(まとめ)」
今回はラインの読み方のまとめです。パッティングで成功したいと思ったら、いち早くグリーンに興味を持ち始めることが大事だというお話を、以前しました。特に、グリーンが見えるところまで来たら、どのような形状で、どういう傾斜がついているかなどの情報を必死で集めてください。
そして、高低が分かったら、低い方に回り込み(分からなければどちらでもよい)、「ボールとカップを結んだ線の中間地点から伸びる架空の垂線の延長線上で、ボールとカップ間の距離の半分以上離れたところ」から傾斜を確認しましょう。
私が、「Tゾーン」と呼んでいる横位置から見ることで、傾斜の情報の約7割が得られます。一方、ボールの後方からだけだと、3割程度の情報しか得られません。それくらいTゾーンから見ることは大事なことなのです。
とはいえ、ボールの後ろから見るのをやめろと言っているわけではありません。パッティングをする時には、当然、ボールのところに行くわけですから、その時、ボールの後方から、自分の読みが正しいかどうかを確認しましょう。もしここで迷ったら、Tゾーンで得た情報を信じてください。
また、Tゾーンから見ても、ボールの後ろから見ても傾斜がよく分からない時は、「“ド”真っ直ぐ」の可能性があります。「“ド”真っ直ぐ」の場合、スライスにもフックにも見えることがあるからです。だから、迷ったら、ストレートラインだと思って打ってください。
このように、ラインをきちんと読み、その読み通りにパッティングをして、自分の読みが正しかったどうかを検証する。この積み重ねが、アナタの感性を育てます。
一つひとつのパッティングを疎かにしないで、しっかり感性を磨いてください。