松本哲也プロ 「感育でパッティングマスター」 第40回

「プロのフィニッシュをマネする」

SPECIAL2018.09.28 更新写真&文:真鍋雅彦
感育でパッティングマスター 松本哲也プロ

松本哲也プロ初の著書!大好評発売中!!(日本文芸社)

『とことん上手くなる!
パッティング“家練”メソッド』

パッティングは、スコアに占める割合が高いにも関わらず、一般ゴルファーはその重要性をあまり意識せず、練習も消極的だ。その理由のひとつとして、「何を練習すればいいかわからない」ことがあるだろう。この本は、そんな疑問をスッキリと解消してくれる。
スッキリさせるポイントは「とことん考える」こと。
パッティングにおける、①アドレス(構え方)、②ストローク(打ち方)と距離感、③グリーンの読み方について、とことん考え最高の結果を出す―その方法を写真を交えてわかりやすく解説する。さらに、ラウンド当日のパッティング練習法も紹介。スタート前に出来る練習時間(5分、10分、15分、20分)に合わせ、それぞれの効果的な、グリーンで成果が出る練習方法を具体的に解説している。
スコアアップに直結し、パッティングが最高に楽しくなる!―そんな実戦的なパッティング本の登場である。

感育でパッティングマスター 第40回 「プロのフィニッシュをマネする」


アマチュアゴルファーの中には、上手くなるために、プロのスイングをマネしようとする人がいます。そのこと自体はとてもいいことだと思いますが、いくつか気をつけなければいけないことがあります。

まず、プロとアマチュアとでは体の鍛え方が違うということ。どんなに彼らのマネをしようとしてもできないことがあるということです。

また、プレーヤーの個性が出る部分をマネするのも危険です。特にバックスイングは、100人いたら100通りのクラブの上げ方があり、トップの形も人それぞれ。自分に合うのがどのタイプなのかもわからずに、「この選手のバックスイングがカッコいいから」という理由でマネをすると、かえって自分のスイングを壊すことになってしまいます。

その点、フィニッシュというのは、プレーヤーの個性があまり出ない部分です。なので、フィニッシュに関しては、自分が「カッコいい」と思った選手でいいので、大いにマネしてもらってけっこうです。

実は、プロのフィニッシュには、ひとつの共通点があります。それはいずれのフィニッシュもしっかり振り切っているという点です。

「しっかり振り切るなんてことは、当たり前のことじゃないか」という人がいるかもしれませんが、アマチュアの場合、「しっかり振り切れていないことが原因でミスをするケースが多々あります。

しかし、「しっかり振り切りましょう」といっても、なかなか簡単にはできないもの。そこで、「誰かのフィニッシュのマネをしましょう」と言っているのです。

結果的には、振り切ることが大事なのですが、ここでのテーマは、「マネをすること」。あなたも誰かのフィニッシュを思い切りマネてみませんか?

誰のフィニッシュをマネする?
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